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帯の基本!帯の技法がわかる!錦織!佐賀錦! [着物基本]



私は普段老舗のきもの問屋の営業として百貨店に出入りしています

 このブログはきもの初心者の方が

着物を買うときに悪質な呉服店や大手のきものチェーン店の

勧誘によって高額な着物や帯を買わされないために

知っておきたい知識をお教えします。

そうすることで

きものや帯を賢く!安く!上手に買うことができるようになります。

呉服屋さんや大手のきものチェーンで着物や帯を買うときにはある程度の知識が必要です!

なぜかというとお店の方はお客さんであるあなたがどれくらい着物について知っているかで

着物の値段が変わる場合があるのです。

着物や帯の値段に定価はありません!

はっきりいって言い値に近いものです。百貨店では値札がついていますが

知っているのと知らないでは大きな金額が変わってきます。

ぜひこのブログを読んで余計なお金を使わないようにしましょう。

錦織

華やかさや豪華さの代名詞として、使われている錦織ですが、金糸銀糸、多彩な色糸などを使って模様を織り出した紋織物の総称です。

そういう意味では佐賀錦や唐織、綴織りなども錦織の仲間です。

起源は中国で紀元前五世紀にはすでに織られていました。

日本ではおもに京都西陣で生産されています。


もともと、錦織は経糸で模様を織りだす経錦でしたが、唐代に緯糸で模様を表現する技法(緯錦)が生まれました。

以来多くの色糸を使って美しい模様が表現できるようになりました。

日本でも奈良時代以降は緯錦が織られています。

なお佐賀錦や唐織、綴織も緯錦で模様を表現します。



織機の形態は明治初期にフランスからジャカード機が導入されて以来大きく変わりました。

それまでは空引機(そらびきばた)という原始的な織機を使って、経糸を持ち上げる指示を人の手で行っていたのに対し、ジャカード機では穴を開けたパンチカード(紋紙)を使って経糸に指示を送ります。


さらに現代は手織り、自動織機に関係なく、紋紙の変わりにデータフロッピーを用いるのが主流になっています

帯の格


金銀糸使いの伝統文様の袋帯は、留袖や振袖、色無地紋付きに。

現代的でモダンな模様や金銀糸の少ない帯は、略礼装に。

名古屋帯は江戸小紋や一つ紋付きの色無地、伝統文様の小紋に。

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佐賀錦



※15日迄!【本綾佐賀錦袋帯】【岡野武一郎】特選博多織袋帯「波涛霞松文」(仕・新古品)≪稀少逸品…麗しの美匠。≫

錦織や唐織と異なり、佐賀錦は日本で生まれました。

江戸時代に佐賀島支藩鍋島家中で織られたので、かつては鹿島錦と呼ばれました。

代々の鍋島家の夫人たちが工夫を重ねて完成させたもので、明治、大正期に東京山の手の上流階級の女性たちのあいだで大流行した裂地です。

最大の特徴は経糸に金銀の箔糸を使い、緯糸には金銀糸、色糸など多彩な絹糸を用いることです。

錦織と同様に、文様は緯糸で表しますが、経糸に箔を使っているせいか美しいが輝きのなかに文様が浮かび上がり、華やかさのなかにもしっとりとした趣が感じられます。

当初、鹿島錦の名前がついていたこの裂地は、明治43年(1910)に日英大博覧会に出品され、それを機に佐賀錦の呼称がつきました。

京都西陣が佐賀錦を帯地として開発したのもこの頃です。

手工芸品として発達した佐賀錦は、現在も佐賀県を中心に袋物や草履用として織られておりこちらは小さな木製の組台が使われます。

西陣で帯地として織る場合は、錦織と同じようにジャカード機を用います。

帯の格

箔使いの豪華な帯なので、格調高い文様は黒留袖や色留袖の正装に。

振袖用の華やかな帯は変わり結びで各種式典に。
 
北尾織物は本袋帯にこだわった 西陣の老舗ですがもう帯は織ることはありません。 
 
新品だったら百貨店で100万円近い値段が相場でした。 
 
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織りの着物!綾手紬!薩摩絣!芭蕉布!琉球絣! [着物基本]




綾の手紬(宮崎)

宮崎県の綾町は、森と清流に囲まれた豊かな自然が残る町です。

ここに染色家の秋山眞和氏が主催する「綾の手紬染色工房」があります。

養蚕、糸取り、染、織りなど、すべての工程を一貫して行い、「綾の手紬」もここでつくられています。

秋山氏は昭和41年に、綾の地に工房を移して以来、日本古来の染色に立、本物の良さをち返ることを意識し、なおざりにされたものの中に本物の良さを見出し、光を当てることを少しづつ実行していきました。

独自の味わいを持つ綾の手紬には、日本の絹の原種「小石丸」や室町時代に確立した「天然灰汁発酵建て技法による藍染め」、古代の紫「大和貝紫染め」糸を浮かせて模様を織り成す「花織」などの、伝統的な技法がふんだんに使われています。

特に、伝統技法による藍染めは、その規模も日本一です。

2007年、化学薬品に頼らない藍建ての技法を伝承していることに対して、町の無形文化財に指定されました。

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薩摩絣(宮崎・鹿児島)


丸宮織物 伝承工芸「薩摩絣」古典薩摩結城紬 伝統工芸士:白井清道 t1281【smtb-k】【w1】






木綿の絣織物で、もともとは琉球(沖縄)で織られていたとされます。

慶長14年(1608年)に薩摩藩が琉球を侵略し、織物を租税賭して納めさせ、薩摩藩から市場に出されたためにこの名があります。

木綿の藍地に白い絣を織りだした紺薩摩、白地に藍で絣を織り出したものを白薩摩とよんでいます。

いづれも山藍(琉球藍)を使って染めた紺色が美しく、大変な人気を得たといわれます。

江戸中期には鹿児島でも織られるようになり、西郷隆盛が好んで着たのは、井桁絣や蜻蛉絣といわれる絣柄の大きなものでした。

一時、衰退しましたが、戦後に都城市で再び生産されるようになりました。

現在は絹糸のように細い糸を使用し、大島紬のような細かい絣を織り出していて、綿絣のなかでは高級品になりました。

細い糸を用いているため、しなやかで光沢があり、しゃれ袋帯を合わせるのもおすすめです。

芭蕉布(沖縄)


【喜如嘉の芭蕉布】重要無形文化財・伝統的工芸品手績み芭蕉糸100%八寸名古屋帯≪夏物≫【良品厳選!全国織物紀行】






沖縄の伝統織物のひとつ、バナナと同種の植物である糸芭蕉の茎の繊維から取り出した糸を、織り上げる古代布でもあります。

糸芭蕉の繊維は麻より張りがあり、袖から身八つ口にかけて、風が吹き抜ける涼しさを味わえるきものです。

芭蕉布は着物のほか帯もつくられていますが、きものと帯では糸芭蕉の中でも使用する糸の種類が異なります。

数多い沖縄の織物の中でも最も古くからあり、13世紀頃には既に織られていて、17世紀になると、沖縄の人々の暮らしに欠かせない布になりました。

かつては屋敷内に芭蕉を植え糸を績み、機を織る風景が沖縄のどこにでも見られたといいます。

現在も、織り手が自ら糸芭蕉を育て、3年後に刈り取って糸にしています。

糸染に用いるのは、琉球藍とテーチ木(車輪梅)が中心です。

糸芭蕉の淡い茶色に、藍と茶褐色の2色で絣柄や縞、格子などを表します。

赤や黄色の鮮やかな色のものは「ニーガシー芭蕉布」と呼ばれ、その昔、首里を中心に織られていたものです。

戦後、壊滅的な状態だった芭蕉布を沖縄本島の大宜味村喜如嘉で平良敏子氏が復興させ、重要無形文化財保持者に認定されました。

琉球絣(沖縄)


着物 着尺 本場琉球絣知念幸助 作おしゃれきもの送料無料






沖縄で織られている絣柄の総称のほか、本島の南風原で古くから織られている沖縄産の泥藍の糸で染めた木綿の絣織物をさします。

また、「琉球紬」という呼び名もあり、こちらはかつて久米島紬のことでしたが、現在は南風原で作られている琉球紬、首里紬など、沖縄で産する紬織りの総称としても用います。

こうした沖縄の木綿や紬におり出される琉球絣は、日本の絣の原点と言われるほど古い歴史をもちます。

14世紀頃に中国や南方から伝えられて、独自の発達を遂げました。

モチーフは鳥、花、龜甲、碁盤の目など、基本パターンは約60種類といわれます

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百貨店で留袖を買う場合の値段の相場は?レンタルは得か? [着物基本]


悩む前に読んでください

予算が留袖一式30万円ならレンタルしたほうがいいです。

 わたしは老舗呉服問屋の営業マンです。

普段は百貨店の呉服売場に出入りしています。

年々、留袖を百貨店で購入する方は減ってきているのが現状です。

その一番の理由はやはりレンタルの普及です。

購入するより安価で手間もかかりません。 

下記はネットレンタルででよく見られる桂由美の黒留袖です。

ちなみに

百貨店では桂由美の黒留袖はお仕立て付きで20万円以上で販売されています。

華やかでモダンなので百貨店でも人気があります。  

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昔とくらべると、品揃えも豊富ですしサービスも充実しています。

レンタル価格をみていても信じられない価格で提供されています。

ネットレンタルが安い理由

従来のレンタルショップは店舗に来店したお客様に商品を見ていただく必要がありました。

現在はネットが普及し、着物や帯をネットでレンタルしたり、買うことに抵抗がなくなりつつあります。

ネットレンタルショップの場合は商品をメーカーから借り、写真撮影したり画像データを利用し商品ページを作成します。

実際に商品を仕入れなくてもお客さまから受注することができるので、仕入れのリスクが軽減されます。

お客さまが店舗に来店しないので少人数人員で運営できます。

その結果件費が安く抑えられます。 

そのため、留袖などのレンタル価格がおさえられます。

また

新しい留袖や訪問着をレンタルとしてお客さんに提供できるのです。

メーカーもレンタル用の着物を制作してるほどです。

とは言いつつも

私は問屋の営業マンなので着物や帯を買っていただかないといけません

困っています。

留袖の価格の相場は?

百貨店で販売されてる一般的な留袖の値段の相場は30万円前後です。

よく、百貨店で留袖一式(留袖、帯、長襦袢、草履バッグ、着付け小物)で30万円くらいでさがされる方がいらっしゃいます。

でもその予算ではなかなか難しいです。

着物は仕立て代がかかります。

留袖は仕立て代金が一番高いんです。 

百貨店だと留袖、長襦袢、帯の仕立て代金だけで10万円を越えてしまいます。

一式で30万円くらいになると着物や帯の内容はかなりおちてしまうんです。


あくまで個人的な意見です。

予算が30万円で留袖一式購入するなら10万円位で留袖一式をレンタルにされた方が良いと思います。

着用後のお手入れや収納なども心配いりませんし手間がかかりません!

留袖レンタルの注意点

購入するならあなたのサイズにぴったり合うよう仕立てします。

でもレンタルの場合サイズの妥協は必要です。

また

重要なことですが紋はだいたい一般的な五三桐です。

家系の紋に対応してもらえるところもあるようですが当然別料金です。

気にしなければ問題ないですが留袖の紋が五三の桐 ならレンタルだとバレバレです。

あなたが百貨店で購入しようとお考えならば50万円くらいの予算設定が必要です。

(留袖、袋帯、長襦袢、草履バッグ、小物一式。全てお仕立て付き)

※着物に詳しい方とご一緒しないと、ものの値打ち以上の法外な価格で買わされる場合があることも想定してください!

まとめ

留袖をレンタルする場合と買う場合の一番の違いはサイズと紋です。

購入する場合はお体に合わせて細かく採寸し仕立ててくれます。紋もご要望通りです。

レンタルはご自身に合うサイズの留袖を探す必要があります。

紋は基本的に五三の桐です。

レンタルの場合は10万円くらいまでで一式借りれます。

留袖以外の帯や小物はお任せのお店が多いです。 

レンタルは着用後の手間もかかりません。

百貨店で留袖一式を購入しようとお考えであれば50万円くらいのご予算をお考えください。

呉服屋さんや着物チェーンで購入される場合は百貨店で下見をしてください。

値段の感覚を養われるか着物に詳しい方と一緒に来店されることをおすすめします!

ひどい店になると同じような留袖が百貨店の倍くらいの価格がついてる場合があります。

最終的には大幅に値引きをしますと百貨店の販売価格くらいになるのです。

(呉服の販売は値引き前提なのです)

お子さんが2人以上などの場合は最低2回着用することになるので、そういったことも含めてレンタルされるか購入されるかをご検討ください。

おすすめ留袖用帯締めセット

百貨店の目玉で1万円以上で販売されてるのでかなりお買い得ですよ! 




 

 レンタルよりオススメの黒留袖

超破格の値段で加賀友禅の留袖が買えます。


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198000円にお仕立て代(解き湯のし・五つ紋入れ・正絹胴裏・正絹八掛け・正絹比翼)が含まれているんです。

はっきり言って百貨店ではありえない価格です。

お仕立て代だけで10万円しますし、百貨店で198000円の留袖といったら

柄も古くおすすめできるようなものではありません!

ショップ商品説明

本加賀友禅作家「中野星峰」作、浜ちりめんの最高級黒留袖をご紹介致します。

こちらのお品には、黒色で、お着物と同じ布の八掛け(共八掛け)が付いております。

シボのたった上質な浜ちりめんの生地は、美しい黒色でございます。

紫鼠色や青鼠色のお色目でぼかし染めがされており、そこには、オフホワイト・濃い梅紫色・ピンク色系・青紫色・鶯色・緑色系・山吹色・紫色・抹茶色・みかん色・鼠色・茶色系などの色とりどりの色彩で、松や桜、菊、水仙、沢瀉などの花模様や鴛鴦(おしどり)が繊細かつ丁寧に染められております。

加賀の色彩の絶妙な染め色は、言いようがないほど素晴らしいものでございます。

加賀友禅作家の作品を、実際にお手に取っていただいてその素晴らしさをお確かめいただきたく存じます。

加賀友禅の特徴は、自然や古典をモチーフとした絵画調の文様でございます。

配色は、古典の色調を伝承し、概して多彩で加賀五彩を基調としております。

いくつもの技法を駆使し、自然美を巧みに描き出します。
そして、加飾(金加工など)や他の技法との混合が少ないのも特徴です。

加賀友禅は、完成までに相当の時間を費やすため、その希少価値が高く評価され続けている逸品です。

加飾の少ないことから、帯合わせのしやすいお着物でございますので、帯で様々に表情を変えてお召し頂きたく存じます。

浜ちりめんのシボは、色に深みをもたせるので、落ち着いた味わいや高級感のある着物に仕立て上がります。


年齢を問わず、上品なものを指向される方に好まれ、とっておきの日のためのお着物として、浜ちりめんのお着物をお持ちの方が多いようです。

着物収納には欠かせません

桐たんすは必要ないので収納スペースが少なくてすみます。 





 

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お正月の福袋はお得?百貨店で着物や帯をお得に買う方法! [着物基本]




私は呉服問屋の営業として、百貨店にに出入りしています.





この時期が一番頭を悩まします!

どうしてかというとそれはお正月の福袋です。

呉服にかぎらず百貨店のお正月商戦は福袋から始まります。

お客様に喜んでいただくために

各百貨店のバイヤーが無理難題を私たちにつきつけてくるのです。


はっきりいって売れ残りです!

お正月の福袋といえば早朝からたくさんの方がお目当てのブランドの福袋を狙って並びます。

あなたも並んだことはありませんか?

業界の方は御存じでしょうがファッション系のほとんどの福袋の内容は売れ残りです。

メーカーはたくさんの商品をつくりますので、色、サイズなどの偏りや、不人気商品などの在庫処分として、アウトレットや福袋として、販売しています。

メーカーとしても在庫がなくなるのでメリットはありますし、お客様もお気に入りのブランドの服が格安で購入できるので喜ばれます!

でも売れ残りなんです。否定できません!



呉服は違います!

呉服は大量生産ではないので売れ残り商品は存在しません。

一点、一点が大事に販売していくものなのです。

たくさんの職人さんが大事に一点、一点心を込めて作り上げているのです。

年に一度の福袋ですから、ちょっとしたお値打ち品くらいでは百貨店のバイヤーバイヤーも納得してくれません!

しかも、百貨店は一店舗だけではないので す。


本当に頭の痛いところです。!

会社とバイヤーの板挟みでいつもこの時期は頭を悩まします!



まわりくどくなりましたが、裏をかえせば、お客様にとっては大変お買得だということです。



百貨店の福袋は振袖や訪問着などの礼装着物がほとんどなので、礼装着物の購入を検討している方は、絶対にお買得なので、ぜひ足を運んでください。



ただし、早い者勝ちです!



その他、振袖用の小物なども格安で販売されてる場合もあります。



呉服は高額品だけに賢く買うことをおすすめします!




通常の半額以下のお値段で購入できるかもしれませんよ!



ちなみに福袋は、着物と帯がセットになってる場合が多いので、コーディネートの手間もはぶけます。

好みもありますが専門のスタッフがコーディネートをしているので間違いありません!

興味のある方は12月も中旬になると情報収集しといた方がよいですよ!

まとめ!

正月の福袋はメーカー、問屋が通常ではありえない非常にお値打ち価格で着物や帯を提供しているので絶対お得です。

特に振袖や訪問着などの礼装着物などの購入を検討している方には必見です。

但し、早いもの勝ちですし、柄はおまかせです。

各百貨店も12月中旬頃にはどんな着物や帯が福袋に出品されるかわかります。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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日本の産地の織りの着物!倉吉絣!弓浜絣!広瀬絣!出雲絣! [着物基本]




倉吉絣(鳥取)


鳥取県倉吉市を中心に織られている木綿の紺絣のひとつです。


山陰の三大絵絣(弓浜絣、倉吉絣、広瀬絣)の中では、比較的遅いスタートといえるでしょう。


幕末の頃に久留米絣や弓浜絣の技法が伝わって、生産が始まったとされています


生産が始まる(明治初期)とすぐに、商人の手によって全国に広まりました。


初期の柄は、経糸や縞柄でしたが、明治20年頃から複雑な経緯絣が織られるようになりました。


最盛期は明治30年頃で、商品の多くは太番手の糸を用いた厚地の織物だったために、板のように丈夫な木綿絣と評されていたようです。


模様は紗綾型(さやがた)亀甲繋ぎ、青海波、麻の葉、松皮菱、菱に向い鶴、などの、日本の伝統的な柄を織り込んだ絵絣です。


素朴な味わいが魅力的で、広く愛された倉吉絣ですが、大正5年頃から生産量が減り始めました。


近年になってようやく本格的な復興が試みられています。

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弓浜絣(鳥取)


単衣お仕立て付き!鳥取県『村上絣織物』謹製手織り本場弓浜絣







鳥取県米子市や西伯郡淀江町などで織られている絵絣で、浜絣ともよばれます。


もともとこの地方では、高温の砂地を利用して木綿の栽培が盛んに行われていました。


木綿栽培は江戸初期に境港の小室新兵衛という人が、岡山の玉島から木綿の種を持ち帰り、植えたことが始まりといわれます。


その後、改良を加えて、江戸末期には、全国でも有数の木綿産地になりました。


弓浜絣は緯糸だけで絵絣を表しますが、絣を織り始めたのは江戸中期頃からで、その技法は備後(広島)から伝えられたといわれています。


絣の技法は、緯糸に種糸が使われます。


手紡ぎの綿糸を張った台に絣模様の型紙をおき、墨を含ませた筆で模様を糸に写しとります。


こうしてできた糸が種糸です。


実際の糸の束にこの種糸を添えて長く張り、種糸の印を目安に糸を括ります。


絣括りした糸は、藍や科学染料で染められます。


広瀬絣(島根)


九寸なごや帯 広瀬絣手織り・正藍・六通綿紬/おしゃれ帯送料無料







島根県能義郡広瀬町、安来市などで織られている絵絣です。


絵柄が精巧な広瀬絣は、「広瀬の大柄、備後の中柄、久留米の小柄」といわれるように大きな絣柄に特徴があります。


一時は久留米絣をしのぐほどの生産量がありました。


織りあげられた絣柄は、絣足とよばれるずれがすくなく、幾何文と絵柄が1幅に織られた物が多く、風雅な雰囲気をもった藍絣です。


模様には、松竹梅や鶴亀などのめでたい柄が多くみられます。


また、絣をつくる際、山陰の絣のなかで広瀬絣だけが種糸(絣糸をつくるとき基準として用いる糸)をつくらず、型紙をつくって緯糸に墨つけをします。


広瀬絣の始まり始まり江戸時代後期で、医師の妻、長岡貞子が米子の弓浜絣の染色や織りの技術を会得し、織り始めたのが最初です。


その後、松平藩の保護を受けて発展しました。


藩のお抱えの図案師が大柄の模様をデザインし、広瀬絣として、広く知られるようになりました。


明治30年代に、量産体制を整えるため、地機(じばた)から高機へ、手引きから紡績糸へと変更しましたが、大正4年の機業場の大火で打撃をうけました。


太平洋戦争後に、県の無計文化財保持者の天野圭氏によって復興され、伝統の紺絣が織り続けられています。


島根県の無形文化財にも指定されています。


安来織(島根)


島根県安来市で織られている織物で緯糸にに絣糸を用いた絵柄です。


種糸をつくり、手括りをし、正藍で染め、手織りされます。


江戸時代後期から始まり、改良に改良を重ねてきました。


昭和7年に大阪高島屋で開催された産業美術民芸品展に入選したことから、安来織の名前が知られるようになりました。


出雲織(島根)


島根県安来市を中心に織られている織物のひとつです。


山陰地方は広瀬絣、倉吉絣、弓浜絣など、絵柄の宝庫です。


出雲絣はそうした絣織りから発展した織物で、技法は江戸時代に確立したといわれています。


糸紡ぎ、種糸づくり、製経、糸染め、手織りと伝統的な工程と技を大切にしながら現在の出雲織は手づくりならではの独創性が感じられます。


個性的な感覚で配されたシンプルな柄付けも人気です。


藍染にもこだわりをもち、糸の藍の色合いに微妙な加減を施すなどの工夫がされ、着物や帯がつくられます。

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日本の産地の織りの着物!丹波布!阿波しじら!伊予絣!備後絣! [着物基本]

丹波布(兵庫


「福永世紀子」作丹波布九寸名古屋帯 新品反物






丹波布は兵庫県丹波市青垣町佐治地域を中心に織られている木綿織物のひとつです。

この地方では江戸時代末期からもねんの栽培が始まり、綿花から糸を紡ぎ、植物染料で染めて、手織りしていました。

農閑期に織った布は一部は家庭用、一部は商品として京阪神地域へ出荷されました。

明治末期に一旦途絶えましたが、、昭和のはじめに復興され、さらに、昭和」29年ころから民芸復興運動が始まったのをきっかけに、本格的に復活しました。

それまで「佐治木綿」「佐治縞貫」とよばれていた厚手の木綿織物は民芸運動の創始者である柳宗悦(やなぎむねよし)によって「丹波布」と名付けられました。

そして、昭和32年には国の無形文化財に指定されました。

丹波布は経糸緯糸ともに、木綿の手紡ぎ糸を使って織られます。

昔から緯糸には、一部絹糸を使用しています。

木綿の栽培だけでなく、養蚕も盛んだったこの地域では出荷できない繭をつまみ出して、それを丹波布の柄の一部に使っていたようです。

丹波布の色柄は主に茶と藍の濃淡を組み合わせ、格子柄に織られます。

藍は地元の紺屋に依頼し、淡い甕覗き(かめのぞき)から浅黄、納戸,紺などの数段階に染め分けた糸を、茶は地元で採れるハンの木やヤシャブシ栗の皮などを用いて濃淡を染め分けます。

さらに、刈安(青垣では小鮒草ともよぶ)や楊梅(やまもも)の皮で、藍の糸を緑色に染めて使用します。

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阿波しじら(徳島)



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阿波(徳島)で作られている先染めの綿縮です。

「しじら」とは布の表面にできるしぼのことで、海部ハナの創案とされています。

諸説ありますが、江戸末期に木綿織りをしていたとき、筬1羽に糸2筋のところを3筋にして織り、熱湯をかけて天日干ししたところ、布に自然の縮が表れるのを発見したという説も伝えられています。

明治2年に「阿波しじら」と名付けられ、当時は手織りでしたが、現在は阿波産の藍などを用いて糸を染め、機械織りされています。

伊代絣(愛媛)

伊代(愛媛)の松山は久留米(福岡)、備後(広島)と並ぶ、日本三大絣の産地です。

伊予は江戸時代に木綿の栽培が盛んで、自家用に木綿織物が織られていましたが、ほとんどが、藍の無地か縞や格子でした。

柄物は「松山縞」や「伊代縞」とよばれ京阪に運ばれました。

そこに絣柄が加わったのは、200年程前のことです。

鍵谷カナという女性が、茅葺き屋根の葺き替えのときにみた、押し竹を縛った跡の美しさに感動し,工夫して織り上げたのが始まりといわれます。

現在、絣糸は自動絣括り機で染め、色絣の場合はあとで白い部分に色を刷毛で摺りこみます。

多彩な色絣を織り出した機械織りのほか、天然藍を用い手機(高機や足踏み織機)で織った、藍地に白のすっきりとした伊代絣も生産されています。

備後絣(広島)



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広島県福山市周辺で織られている木綿絣です。

久留米や伊予絣より、やや遅く江戸後期から織物が作られるようになりました。

芦品郡の富田久三郎という人が、竹の皮巻き防染で手括りする絣糸の製法を開発し、井桁絣を織り出したのが備後絣の始まりです。

備後絣は創案者の出身地などから「有地絣」、細手の洋綿糸を用いたことから「唐糸絣」年号から「文久絣」と、さまざまな名前でよばれた歴史があります。

ようやく「備後絣」の名で落ち着いたのが明治初期です。

まず、大阪に出荷され、それから全国に広がりました。

明治半ばには機械括り(絣糸を機械でつくる方法)が考案され、久留米絣の技法を導入して絵絣も織るようになりました。

最初は手織りでしたが、明治中期には足踏み機を、昭和10年には動力機を導入するなど、各時代の先端技術で織り続けられました。

昭和30年代には日本最大の絣産地になりました。

生産量は減りましたが、現在も伝統的な備後絣が織られています。

素朴な模様と手頃な価格が魅力の藍絣です。

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日本の産地の織りの着物!伊勢木綿!西陣織!藤布! [着物基本]

伊勢木綿(三重


【「七緒」掲載柄】【伊勢木綿】【臼井織布】「ターコイズブルーの格子」【10P07Nov15】






伊勢(三重県の伊勢平野)で織られている木綿織物の総称、地区により桑名縞、富田木綿、白子木綿、神戸木綿、阿濃津木綿などとよばれました。

この地方で、綿花を栽培し、紡いで布を織り出したのは、文禄年間(1592から96)といわれます。

やがて県内各地に広まり、農家の副業として木綿布が織られるようになりました。

江戸中頃までには盛んに織られ、地震により生産が一時少なくなりましたが、江戸後期から戦後まもなくまでは、日本の木綿織物の中心でした。

伊勢木綿は単糸(撚り合わせたり引き揃えたりしていない糸)というベーシックな糸を使用しています。

上質な単糸を藍で染,織られた布は、柔らかい肌ざわりで、保湿性や通気性の良いことで知られています。

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西陣織(京都)


【織匠小平】謹製 西陣織 高級袋帯 「正倉院綾菱華文」 金地







京都の西陣で作られている織物の総称です。

美術的な高級織物で世界的に名を知られており、中心となる織物は帯地です。

西陣織が織られているのは、京都市北西部。「西陣」という地名ではなく、北は北大路通、南は丸太町通、東は烏丸通、西は西大路通に囲まれたエリアが一般的に西陣と呼ばれているところです。

この約3平方キロメートルの地域に西陣織の関連するあらゆる人たちが集まっています。

この町で本格的に織物が始まったのは平安時代で、宮廷の織物を担当していました。

とくに、飛躍したのは、安土、桃山時代で、中国から綾織りや錦織り、唐織、金襴、緞子、紗などの技法が伝わり、多くの高級絹織物が盛んに織られていたようです。

それらは、衣装だけでなく、寺院の装飾用にも用いられました。

室町時代の応仁の乱によって、西陣は戦火に包まれましたがそのあと、職人たちは京都にもどって織物を再開しました。

その場所が、西陣の陣地であったことから「西陣」の名前がつき、そこで織られる織物を総称して「西陣織」とよぶようになったのです。

明治に入ると、ヨーロッパからジャカード機を導入し、積極的に技術革新を行いました。

それまでに使われていた、原始的な「空引き機」に比べ、ジャカード機なら量産が可能です。

現在の西陣織は力織機が主流となりましたが、伝統の技を大切にし、守り続けている職人もいます。

藤布(京都


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古代織物のひとつで、現在は京都の丹後地方で生産されています。

藤布の原料となる藤蔓は、たっぷりと水を含んで皮が剥ぎやすくなる4月頃に刈り取ります。

大樹にからみつくようにして生長しているため、採集は困難を極めます。

採集された藤蔓は、素早く皮を剥いで中の白い繊維部分を取り出して乾燥させます。

そのあと、煮て灰汁を落とし、繊維をさいて績み1本の糸にします。

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産地の織りの着物!郡上紬!近江上布!秦荘紬!松坂木綿! [着物基本]




郡上紬(岐阜)


お仕立て付き!希少!超逸品!草木染別誂手織り郡上紬






岐阜県上市八幡街で織られている絹織物。

もともと郡上には、平家の落人が野生の蚕から糸を紡ぎ、植物染めの糸で織った「郡上紬」がありました。

自家用として織られていた紬で、模様というより、いろいろな色糸を交ぜて織ったようなものでした。

これをもとに、昭和22年から故宗廣力三氏が地域の人々と織り始め、現在のような風格のある紬として有名になりました。

糸には野蚕糸を用いるのが特徴で、手紡ぎ、草木染め、手織りによって生産されています

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近江上布(滋賀)


【近江上布】新之助上布 本麻絵絣手織着尺






滋賀県の湖東地方(秦荘町周辺)で織られている麻織物。

近江上布の名前は,近江商人によって、全国に知られるようになりました。

上布の技術は、鎌倉時代には京都から移り住んだ職人によって伝えられたとされ、以来700年に渡わたって改良が重ねられ、現在のような独特の風合いを持つ麻織物になりました。

近江地方のしっとりとした気候風土は、乾燥すると切れやすい麻の性質に合っていたのでしょう。

近江上布は苧麻を手績みし、地機で織る生平(経緯糸ともに苧麻を用い、漂白せずに織り上げた麻織物)と、主にラミー糸を用いた絣がつくられています。

絣は草花文や幾何文の中柄や小柄です。

絣糸を染めるのは、能登上布と同じように,「櫛押し捺染」です。

秦荘紬(滋賀


【手織り秦荘紬】京手摺り染め八寸名古屋帯「道長唐花更紗文」






近江上布のふるさとである滋賀県の秦荘町で、戦後に生まれた織物。

麻織物の技術を紬織物に取り入れて完成されました。

現在は経糸に座繰り糸(数個の繭から糸を引き一本の糸にしたもの)、緯糸に真綿の手紬糸を用いて科学染料で染めたもの、経緯ともに真綿の手紬糸を用い、草染したものと大きくタイプあります。

松坂木綿(三重)


手織り松阪木綿の扇子






伊勢松坂地方(三重県松坂市)で織られている木綿織物です。

この地方では、7世紀頃から伊勢神宮の御衣祭にお供えする麻と絹の紡織技術が伝わっており、やがて伊勢平野で木綿の栽培が普及するにつれ、木綿織物の生産地に発展しました。

特に、江戸に進出した越後屋などにより、「松坂木綿」は江戸庶民のファッションになりました。

当時、縞といえば、横縞が多かった中で、きりっとした藍の直線的な縞は、かなり新鮮に映ったことでしょう。

この松坂木綿の縞柄のルーツは安南(現在のベトナム)の布地、柳上布(りゅうじょうふ)とされています。

鎖国以前に松坂から安南へ渡った貿易商、角屋七郎兵衛によってもたらされた柳上布をみた松坂商人が、そのエキゾチックな柄に目を付け、日本風にアレンジしたのが始まりです。

明治以降は機械織りが盛んになり、一旦途絶えてしまいましたが、昭和55年頃から手織りの松坂木綿を復興させようと言う動きが始まりました。

事業活動の一環として、手織りセンターが開設され、誰もが織りを学べる環境になっています。

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着物初心者の知っておきたい織りの着物!牛首紬、能登上布 [着物基本]




 今回はおしゃれきものを紹介します。

知っておいて損はないので覚えておいてください。

牛首紬(石川)

 

日本三霊山の白山の麓、白峰地方で織られている絹織物です。

牛首村(現在の白山市白峰)で織りだされたためにこの名があります。


牛首村は古くから養蚕、手織り紬の盛んなところで、平安時代末期から始まったとされますが、この牛首紬が商品化されたのは、江戸、元禄年間です


日本有数の豪雪地帯であるこの地方では、もともと織物は農閑期の復業だったために、生産量は少なかったようですが、最盛期の大正末期には、年間に7000反以上もつくられたといいます。


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その頃、生地が釘にひっかかっても破れないばかりか、むしろ釘を引き抜くほど強いといわれ、丈夫な牛首紬は(釘抜紬)の名前で売られていました。



 




牛首紬は、2匹の蚕がひとつの繭をつくった「玉繭」から直接手で糸を引き上げます。


この繭からは、2本糸が取り出せ、太くてしっかりとした玉糸ができます。


糸を染めてから織る先染めの織物と共に、近年は染め下地に用いる白生地も織られています。


牛首紬の白生地は、主に京都に運ばれ、染め加工が施されます。


昭和になると生産量が次第に減少し、昭和30年代には絶える寸前までいきました。

しかし牛首紬の主力が白紬だったことが幸いして、牛首紬に加賀友禅を染める試みが評判を呼び息をふきかえしたのです。



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夏牛首

玉繭を使うため、牛首紬は生産量が少ないんです。


そのなかでもさらに、希少なのが夏向きに作られている夏牛首です。


やはり玉繭から細い糸を引き出し手織りされます。


なめらな風合いと、蝉の羽根のような透け感があります


平成6年に商品化されました。



能登上布(石川)




石川県鹿島郡中能登町を中心に生産されている平織りの麻織物です。

さらっとした感触が魅力です。 


この地方では、古墳時代に野生の苧麻で糸をつくり布を織っていたといわれています。


「日本書記」の中にも、当時麻を栽培していたことがわかる記述がみられます。


能登で本格的に麻織物の生産始まり、能登時代と呼ばれるようになったのは明治末期で、昭和35年には、県の無形文化財に指定されています。


糸はかつては苧麻や大麻などの手績み糸を用いていましたが、現在は主にラミー系が使われています。


絣技法は「櫛押し捺染め」や「板締め」などの技術と手間のいる伝統的なものです。


櫛押し捺染は、約1200本の糸を幅20センチの枠に整然と並べ、その上から染料をつけた櫛形の板を押しつけて絣糸を染める方法です。


模様の多くは蚊絣と呼ばれる細かい十字絣で構成されています。


主に経緯絣で男物の白絣、紺絣のほか、女性用の色物もあります。

お得な買い方

オシャレ着物は百貨店などではなかなか出ませんし呉服屋さんでも常時、店頭には種類がありません。


百貨店では定期的にメーカー主催の店外催事があります。

販売員さんに欲しい着物を伝えておけば揃えてくれる可能性が高いです。

メーカーも期間の短く集客力の高い店外催事には商品を出品しやすくなります。

百貨店ですと気に入らなければ買わなくても大丈夫ですが、呉服屋さんや着物チェーンでは買わないと帰れないかもしれませんよ!

また夏の着物はシーズンの終わりになれば思い切って値引きしてもらえるので7月ごろが狙い目です。

但し、仕立てに時間がかかればその年は着れないかもしれません。

着物は高額ですから賢く少しでも安く買ってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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知っておきたい織りの着物!本塩沢、塩沢紬、夏塩沢 [着物基本]

今回も織りのオシャレ着物を紹介します

 

小千谷縮(新潟)







新潟県小地谷市を中心に織られている麻縮で、重要無形文化財にも指定されています。


江戸時代の初期にやってきた播磨国明石の堀次郎将俊が、すでに織られていた、表面が平らな越後上布に明石縮の技法(緯糸に強撚糸を用いて織る)を加えて、しぼのある麻縮を織り出したのが始まりといわれます。

重要無形文化財の小地谷縮は越後上布と同じように、芋麻の手績み糸を地機で織りますが、ラミー系を用いた小地谷縮が主に生産されていて、伝統的工芸品に指定されています。

比較的値段も安く販売されているので夏の着物には最適です。


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小千谷紬(新潟)

新潟県小千谷市などで生産されている絹織物で、伝統的工芸品に指定されています。

小千谷紬は小千谷縮の技法を生かして江戸中期に始まり、縞や絣、無地の他に白紬が織られています。

原料は玉糸と真綿の手紡ぎ糸で絹独特の光沢と手触りの良さに加え素朴な味わいが調和した正絹紬です。

小千谷紬の特徴は横糸のみで模様を表す緯総絣とよばれる絣技術にあります。

図案をもとに木羽定規をつくり、定規に合わせて染められて絣糸を、一本一本手作業で模様を合わせながら織り上げていきます。

本塩沢(新潟)


越後上布と同じ新潟県の塩沢地方で織られている絹織物です。

この地方で織られている織物のなかで「塩沢」と名前のつくものには「本塩沢」「塩沢紬」「夏塩沢」と三つあります。

いづれも模様は絣、縞柄、無地などで、混同されがちですが、本塩沢は御召、塩沢紬は紬、夏塩沢は夏用の紬です。

本塩沢は経糸緯糸ともに、生糸の御召糸を使って織られており、またの名を「塩沢御召」ともいいます。

江戸時代中期に始まったとされ、そのもとになったのは、越後縮(この地方で作られている越後上布の前進)のようなしぼのある麻織物の技術を絹に生かした絹縮です。

本塩沢の経糸には1メートルあたり350回、緯糸にはさらに1800回の強い撚りをかけます。

ちりめんと同じように強撚糸を用いているわけですが、本塩沢の先に糊を落として絣柄を付けてから織られるために、独特のシャリ感がうまれます

 


老舗織元【南雲織物】特選手織塩沢紬着尺<100山亀甲詰>「霞重ね」≪シックな彩りの塩沢紬!≫
塩沢地方で織られている絹織物のひとつです。

もともと麻織物が盛んだったこの地方では江戸中期頃から上布の絣や縞の技法を絹織物に応用し紬や御召が織り出されました。

大正から昭和にかけて、麻織物が減ったため積極的に紬に取り組んだといわれます。

塩沢紬は昭和50年に、本塩沢は昭和51年に伝統的工芸品に指定されています。

塩沢紬は経糸に生糸か玉糸、緯糸に真綿手紡ぎ糸を用いて手織りされます。

そのため、結城紬などのようにざらざらとした手触りですが、その一方で塩沢紬はほかの紬に比べて薄手で、サラサラとした風合いが特徴です。

塩沢紬のもう一つの魅力は、絣の技術です。

細かな十字絣や龜甲絣が集まって、ひとつの大きな模様(古典柄が多い)を構成しています。

色使いも多色を避けて、藍、黒、白などが基調となっています。

この渋さから男性用の着尺としても人気があります。

 夏塩沢(新潟)




麻織物の技術を生かした夏用の絹織物として生まれた、比較的新しい織物です。

伝統の絣技術のほか、経糸緯糸ともに、駒撚り糸(強い撚りをかけたもの)を用いて、透けた感じをだしています。

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