着物の値段の秘密!百貨店の着物は高い?着物を安く買う方法 [着物基本]
知って欲しい情報です!
私は老舗着物問屋の営業マンです。
普段は百貨店の呉服売場に出入りしています。
今回は初心者のあなたに着物の値段についてお話しします。
呉服メーカーの展示会で問屋や着物チェーン店が着物や帯を仕入れます。
メーカーが直接エンドユーザーであるあなたに販売することはめったにありません。
着物や帯が高額になるひとつの要因です。
仕入た値段に人件費や販売促進費、利益がプラスされます。
すべての仕入た着物や帯が売れるわけではありません。
在庫になるリスクも考慮しないといけません。
私の会社ではひとつの商品に粗利益が60%前後で値段設定します。
扱うアイテムによって違います。
簡単に説明すると
10万円の着物が売れたら6万円の利益が残るように値段設定します。
そうして人件費や販売促進費、その他の経費をひいても利益が出るように値段を設定するんです。
百貨店で販売するためには百貨店に支払うロイヤリテイがプラスされるので着物の値段はさらに高く設定しないと利益が出ません。
これが百貨店が高いと言われる理由です。
でも
百貨店で着物や帯を購入するのはステータスですしアフターサービスも安心です。
ここであなたはこう思うでしょうね!
じゃあ百貨店よりも呉服店の方が値段が安いの?
そこが呉服業界の悪いところなんです。
百貨店はたくさんの御客さんがこられます。
ということはたくさんの着物や帯が売れるんです。
でも呉服店は百貨店みたいにたくさんの着物が売れません。
1枚売れたらたくさん儲かるようにしないといけません。
1点あたりたくさん利益が出るように値段設定するんです。
なのでそんなに着物の値段は変わりませんよ!
ただし
なかなか売れない古い着物や帯をあなたが気に入ったら呉服店はたくさん値引きしてかれるかもしれません。
着物チェーン店の場合は集客が命です。
そのために着物産地への優待旅行や有名人が招待されたパーティなどであなたを着物展示会という名の販売会に勧誘します。
そういった費用が着物や帯の値段にプラスされます。
悪質な店と良心的な店では着物の値段が倍以上はよくある話です。
私の会社が38万円で販売している訪問着が80万円の値札が着いてましたよ!
ただし
この値段で販売するわけではないんです。
「88万円の訪問着が今日だけ半額」などとハッタリをかまされて購入させられるんです。
値札は要注意!
値札は信用してはいけませんよ
呉服は値引きの商売です。
10万円の着物をそのまま売るより30万円の値札をつけて10万円で販売した方が
御客さんは喜んでくれます。
そんな販売が多いんです。
タチの悪いことに販売してる人もコストを知らないので一生懸命お客さんにすすめるんです。
結論
着物を購入するなら値段が安いのは楽天市場です。
ポイントアップやお買い物マラソン、スーパーセールなどお得に購入する機会が多いんです。
百貨店のようにロイヤリティも高くないです。
また
着物チェーン店のように大きなイベントもありません。
その分着物や帯を安く出品できるんです。
百貨店で購入するより二割くらいは安く着物や帯を購入できます。
とういうわけで
私が楽天市場で見つけた今日のおすすめは
デニム着物です
4色展開なんです。
以前は1万円以上でいたがこんなに安くなりました。日本が誇る文化の着物と、カジュアルファッションの代表格デニムが出会ったデニム着物。インディゴ・チャコールの定番カラーを採用した親しみ深い仕上がりです。
デニムと言えば何か硬そうな印象があるかもしれませんが、こちらは着物らしいしなやかさが特徴です。
襦袢や半衿と合わせればしっかりした印象になりますし、帽子やマフラーと合わせてカジュアルなコーディネートも粋ですね。
ショップページ引用
着物一枚に帯3本と言われるくらなので帯で様々な表情になりますよ!
着物収納には欠かせませんよ!
収納スペースが少なくてすみます。
メンズデニム着物もありますよ!
オススメ記事
コメント 0